(失格理由)高梨沙羅が失格したスーツ規定違反、何が悪かった?

(失格理由)高梨沙羅が失格したスーツ規定違反、何が悪かった?

オリンピック選手であるスキージャンプの高梨沙羅選手が91.5メートルという記録を出したのにも関わらず、スーツの規定違反で失格となったことにより失格理由について、大きな話題になっています。

今回、記録を出したのにも関わらず、スーツの違反で失格になった高梨沙羅選手の失格理由についてスーツの詳細と何がわるかったのか調べて紹介していきたいと思います。

それでは一緒に見ていきましょう。

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高梨沙羅の失格理由はスーツは何が悪かった?

まず、今回は高梨沙羅選手だけでなく、同じ大会に出場していた、伊藤有希選手も同じく予選でスーツによる規定違反により失格となっています。

この事からスキージャンプにおいて、同じ大会で少なくとも2人が失格となっていると事は、スーツの違反問題は多いのでしょう。

前の冬季オリンピックであった、平昌オリンピックの前のワールドカップでもジャンプ女子個人で岩渕香里選手もスーツの規定違反でスタート前に失格となりました。日本人だけでもこんなに多いのですからスキージャンプではスーツの規定違反は多い失格の一つだと思いますね。

スキージャンプの規定とは?

まずスキージャンプのスーツとはかなりテクノロジーをつぎ込んでメーカーが厳しい開発競争の中から作りだされています。

スキージャンプですから、飛んだ後に、少しでも浮力と前に進む推進力を得ようと、規定ギリギリのラインを狙った開発が進んでいます。

つまり、股下や両脇部分の表面積が広いと当然浮力がつき、降下するスピードが遅くなるため、厳しくルールつけられているのです。

ルールによるとスキースーツは同じ素材で全体を作られ、なめらかで、流線型でありストレッチする素材で有ること。

Ski suits are required to be manufactured by with the same material throughout and are sleek, streamlined and stretchable.

上記のルールには素材とデザインの問題で、今回のスーツの規定違反ではないと思います。

問題は下記のルールになります。脇下と股下の表面積が2cm以内であることと書かれています。

There cannot be more than two centimeters of extra fabric in the underarms or the crotch.

高梨沙羅のスーツ規定違反は表面積が2cm以上だった

今回の高梨沙羅選手のスーツ規定違反はその表面積が2cm以上あったのではないかと思いますね。

では今回はメーカーが悪かったのか? 

今回はこのスキースーツを作ったメーカーが悪かったか? とニュースのコメントなどに書かれていますが、かならずしもそうではないと思います。

なぜなら、アスリートと言えどもスーツを作った時と、実際のスーツを着てスキージャンプを飛ぶときでは時差があります。その時も練習や食事に気をつけているとは言え、選手の体重や体型は微妙に変わります。

その体型の変化により、股下、脇下の表面積が微妙に変わるため、管理が非常に難しいのです。

アメリカの選手チームには、選手やコーチの他にソーイングマシンや服の修正を行う人が同行し、実際に現場で選手に着せスーツを調整することも行われています。

高梨沙羅選手ほどのトップ選手ですから、オリンピックなどでは裁縫のプロがチームに加わり、スーツを修正する事を行っているとは思いますが、今回のオーストラリア大会ではそこまでスーツに注意を払っていなかったのかもしれませんね。

まとめ

スキージャンプの女子日本代表である高梨沙羅選手が91.5メートルで記録を出したのにも関わらず、スーツの規定違反により失格となったことがニュースで報道され大きな話題になっています。

多くのコメントを読んでいると、メーカーが供給したスーツが悪くて、せっかく高梨沙羅選手が出した記録が無駄になったと憤るコメントが多いですが、今回はこのスキージャンプのスーツ規定について、詳細や今回の失格理由について紹介しました。

結論として、必ずしもスーツメーカーが悪いということではありません。選手といえども人間ですので、日々体型は変わっていきます。スーツを作ったときから、激しい練習により痩せてしまったら、スーツは大きくなってしまいます

その事により、股下、脇下の表面積が2cm以上になってしまった場合、スーツ規定違反となり失格となってしまうのです。

今回の高梨沙羅選手の失格理由も恐らく、表面積が2cm以上あったことが問題となり失格したと思いますね。

今回は残念ながら失格となりましたが、ぜひ次にはスーツをしっかりと規定通りにして、凄いジャンブを高梨沙羅選手には見せてもらいたいものですね。

今後の高梨沙羅に期待したいと思います。

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