アパレル大手のワールドが閉店！！希望退職者への退職金や年収は？

神戸に本社をもつアパレル大手の企業であるワールドが新型コロナの影響で業績に大きな影響を受け、なんとアクアガール　やオゾックなど5つのブランドを廃止し、さらに３６０店舗を閉店させると驚きのニュースがでてきた。

吉野家など飲食業界だけなく、アパレル業界の業績まで悪化させた新型コロナの影響はさらに失業者を増やしそうですね。さらにワールドは今回の閉店で２００人の希望退職者を募集するといいます。希望退職と銘打っても閉鎖される店舗で仕事をしていた従業員はリストラでしょう。大手アパレルのワールドを希望退職者が受け取る退職金や年収はどれくらいなのか気になったので調べてみました。

ワールドの希望退職者の年収や退職金は？

今回のコロナの影響で影響を受けたワールドの閉鎖される店舗の従業員にはお気の毒ですが、今回の店舗閉鎖を受けて、２００人の希望退職者が退職時に受ける退職金、そしてリストラによる特別加算金はいくらくらいになるのでしょうか？

ワールド 350店舗余閉店「アクアガール」など5ブランド廃止へ #nhk_news https://t.co/uC79X1MZ8l

— NHKニュース (@nhk_news) August 5, 2020

まずワールドの希望退職者の状況を調べたところ、２００人は株式会社ワールドの社員のみの人数で閉鎖される店舗で仕事をしていた人を除くと書かれていたため、店舗のパートタイム、アルバイトなどを含めると倍以上の数になるのではないでしょうか？　基本的にアルバイトやパートタイム、または派遣の仕事の人達はワールドから退職金などは発生しないことが多いため、お気の毒ですが、閉鎖店舗で仕事をしている人達には退職による収入は無いと思ったほうがいいでしょう。

２００人の退職希望者は４０歳以上の社員ということですが、非常に年齢が低いですよね。株式会社ワールドの従業員年齢層はわかりませんが、４０代の社員だと、まだ子供への養育費や学費、そして家のローンなどがある年齢ですよね。私も４０代の男性なので、まだまだ子供や家のローンは毎月大変な思いをしながら支払っています。

ワールドの年収から退職金、特別加算金を計算

まず、退職金、特別加算金を考える上で、年収や、会社の従業員数などの規模、勤続年数などが考えられます。

まずワールドの会社規模である従業員数は２２００人ほどなので、かなり大きな会社であり、今回は１０％近くとかなり大幅な従業員リストラです。　

今回は４５歳で勤続年数が２０年とした場合、退職金はどれくらいになるのでしょうか？　

まず年収ですがワールドの平均年収は平成３０年で有価証券報告書調べによると６０９万円です。そして年齢別に見てみると４５歳は４４歳から４９歳の平均では６６０万円になります。

退職金の金額計算は非常に複雑で役職な勤続年数などポイント制による計算方法になるため、詳しくは別ページの説明に委ねますが、４５歳での平均退職金と特別加算金をアパレル業界の平均をみると、約１８００万円から２０００万円になるでしょう。

もちろん会社としては再就職の支援を行うと言っていますが、アパレル業界で２０年仕事をしていた人が、別の業界に行って同じように年収６６０万円を貰える事は厳しいでしょう。新しい業界で仕事をするとなると年収は下がる上に、イチからやり直しな事も多く多大なストレスもかかります。

そのため、たとえ２０００万円の退職金などをもらえたとしても、厳しくなる人が多くなるのではないでしょうか？　もちろんワールドほどの大手アパレル業界ですから、コネがある人は下請け企業に天下りできる可能性もありますが、それも一部の人にすぎません。

まとめ

大手アパレル企業のワールドが新型コロナの影響で約３６０店舗を閉鎖するという驚きのニュースで世間は話題になっています。先日は吉野家のような外食産業も多くの店舗閉鎖になり、飲食業は厳しい社会になったことは解っていたのですが、アパレル業界までが厳しい状況に追い込まれていた事は驚きです。

今回の店舗閉鎖により、２００人の４０歳以上の社員から希望退職者を募るということです。もちろん希望退職者が２００人に達しなかった場合はリストラになるでしょう。

そのため今回は株式会社ワールドの平均年収、４５歳の退職金を予想して金額がどれくらいになるのかか調べてみました。もちろん多くの状況が違いますから、はっきりとは言えませんが、おそらく１８００万円から２０００万円くらいになるのではないでしょうか？

定年退職者にとっては加算追加金が含まれるので、今回の希望退職は喜ばしいものですが、まだ４０代の社員には非常に厳しいものがあると思いますね。