（理由）トランプ大統領がもう既に勝利宣言！！焦りの理由はなに？

アメリカ時間の１１月３日からアメリカ大統領選挙の開票が進んでいますが、未だ結果はでていないところで、トランプ大統領が勝利宣言をしました。

まだ結果が出ていないなかで勝利宣言をして、これからの票は不正になると言って裁判を起こすと言っいっています。

このトランプ大統領の結果が出る前の勝利宣言は焦りの理由は何なのでしょうか？　今回はアメリカに在住している雰囲気からこの理由を紹介していきたいと思います。

トランプ大統領の勝利宣言と焦り

トランプ大統領が１１月３日の夜１０時前に下記のようなツイートをしました。

日本語に訳すと「私達は大差で大きく勝利している。しかし、彼らはこの選挙を盗もうとしている。私達はそんな事はさせない、投票所が閉まった後に投票する事はできないのだ。」　

We are up BIG, but they are trying to STEAL the Election. We will never let them do it. Votes cannot be cast after the Polls are closed!

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020

この投稿についてTwitter社は「誤解を招く可能性がある」という警告を表示して、実際に表示するをクリックしないとこの投稿はみる事ができなくなりました。

バイデン候補もこのトランプ大統領のツイートに対し下記のようなツイートを行っています。

日本語に訳すと「この選挙の勝利者は私やドナルド・トランプではない、それは投票をした有権者だ」

まあバイデンらしい、常にアメリカ国民の方を向いていますよてきなツイートをしていますね。

It’s not my place or Donald Trump’s place to declare the winner of this election. It’s the voters’ place.

— Joe Biden (@JoeBiden) November 4, 2020

確かにこの時間はアメリカの選挙マップでは共和党であるカラー赤に多くなっていました。私もリアルタイムで見ていましたが、これはトランプ大統領の勝利だなと思いました。

しかし、まだ開票中の州があったのにも関わらず、このトランプ大統領の勝利宣言は不思議でなりませんでした。

日本での解説委員は下記のようにこの早すぎる勝利宣言と開票をやめろと言うトランプ大統領にコメントしています。

気が早いどころではないですよね。民主主義国のリーダーとして、どうなのという話です。今なら自分が大きくリードしていて勝ちは動かない。だからもう開票はやめろというふうに、一方的に主張している、そういうことですよね。まだ、数百万票の郵便投票が開票されていない状況です。最終的な結果が、まだ出ていない州がいくつもあるわけですよね。その中でも注目するのは、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3つです」

このペンシルバニア州、ミシガン州、ウイスコンシン州は大統領選挙のたびに共和党、民主党と揺れ動く州でスイングステイトと言われています。今回も激戦であり、多くの郵便投票が開票されていないのです。

実は今年はコロナの影響で期日前投票と、登録者した人が行える郵便投票が非常に多かったといいます。

アメリカでは政治などに積極的に参加するのは民主党を支持する人の方が多いといいます。民主党の支持者は都会に多く、共和党の支持者は地方に多いというのもあり、都会の投票所では選挙の当日では人が殺到すると考えた人が郵便投票で投票した人が多く、その数は１億人とも言われています。

フロリダ州などの他の激戦州では郵便投票は１１月３日の前から開票作業を行っていて、結果はでていますが、しかし、この３州では１１月３日になってからしか開票作業をすることができませんでした。そのため未だ触れられていない郵便投票が開封されると民主党支持者が多く郵送した郵便投票でトランプ大統領のリードが覆さえる可能性が高いからだと思います。

またトランプ大統領は演説で勝利宣言もしていています。下記が動画ですが、明らかにもう勝ったからこれからは開票を辞めさせると言っています。

私はバイデン寄りでもなく、トランプ寄りでもないのですが、この発言は公平性を欠いていると思いますね。

まとめ

現在もアメリカ大統領選挙の開票作業が激戦州で行われていますが、１１月３日の夜にはトランプ大統領が有利でほぼ決まりだと思っていましたが、今朝になってバイデン候補も追い上げてきています。

そこでトランプ大統領がTwitterや演説で突然勝利宣言を行い、これから先の票は数えるべきではない不正だという事を話しました。

トランプ大統領のこの焦りは郵便投票で勝利を覆される可能性があると言うことです。民主党と共和党というアメリカには大きな二大政党がありますが、民主党支持者のほうが、政治的な活動に積極的なため、事前登録が必要な郵便投票は多くの民主党支持者だろうと言われています。

そのため、未だ郵便投票が開票されていない時期に開票を止めないと負けると判断したのかもしれません。

しかし、郵便投票も期日前投票も当日投票もすべて法の元に認められている投票方法です。不正があるというなら今後は裁判になると思いますが、それはアメリカのためにはならないと思います。

今後はどうなっていくのかわかりませんが、今回の大統領選挙はかなり難航しそうなので、注視したいと思います。